5/5瀞大橋にたなびく朝霧

瀞大橋の景色は朝霧ではじまった。
両側の山に遮られて、川原に朝日の当たってくるのは遅い。
それまでの間、川原は霧で閉ざされるのだ。

朝日が川原に落ちてくると、朝霧は消えていく。
だいたい、こういう朝霧の時は晴れていることが多い。
この日も快晴だった。
朝食をすませて動きはじめる。
瀞大橋から北山川へのアクセスは、169号線~奥瀞道路を通る道と、旧紀和町を通って北山村へ出る道とふたつあるのだが、今回は紀和めぐりで行く。
そのほうが道がいいからだ。
途中、なかなか良い風景も見られた。

棚田にちょうど田植えがすんだばかりのようだ。
山間の集落は、いろいろ撮影したいものがあるが、集落内は道がそんなに広くなくクルマを停めておくことができない場所が多かったのが残念。
道の駅「おくとろ」に到着したのは9時。ここまで来れば、通い慣れた北山川である。GWということで、キャンプ場も満員の盛況だった。パドラーのクルマもかなりの数見える。
ということで、ここからはカテゴリを変えて続ける。

5/4紀伊半島ぐるり

前日車内泊環境を整備したせいか、日置川の川原で寝過ごした。
ゆっくりと走り出し、さらに南へ向かう。
まずは国道42号を周参見へ。
さらに、古座川をめざすため内陸部に入る。
途中、三尾川という古座川の支流沿いに、いい雰囲気の集落がある。
クルマを停めて、あちこちにカメラを向ける。
雰囲気がよい理由には、家屋が昔の木造のままであることが大きい。

あちこちに藤の花が咲いていた。藤の季節なのだろう。


古座川の一枚岩に至る。
ここは川原がキャンプ場になっており、カヤックで遊んでいる人もいた。
ただし、古座川を下ろうという気には私はならない。
穏やかすぎる。
古座川を少し下ると、支流の小川(こがわ)との合流点に至る。
ここは以前、紀伊半島で一番水が透明な川だった。
小川の上流には、「滝の拝」という景勝地があるので、そちらに向かう。

途中、初心者ツアーだろうか、カヤックも見られた。


滝の拝を撮影して、古座川本流に引き返し、また国道42号に戻る。
すでに紀伊半島の東側になっている。
勝浦では、昼食の弁当を食べる場所を求めに行った海岸でサーファー群に遭遇。駐車中のクルマにウェットスーツを干すあたりの生態は、カヤッカーとよく似ている。
ここまでGWにもかかわらず渋滞には悩まされずに来たが、那智勝浦あたりで渋滞に巻き込まれた。後は、なんとか熊野川にたどり着き、翌日の北山川へのアクセスに便利な場所に寝場所を求めるだけだが。
結局、寝場所は瀞大橋の下、瀞流荘の下の川原にした。ここにはさすが多数のキャンパーが集まっている。
トイレもすぐ上のスポーツ広場にあって、なかなかよいキャンプ場所だ。

5/3日置川流域へ

この夜は一晩中風が強かった。
そのおかげか、朝になってみると快晴。

この日の寝場所、中津野球場下の川原。


朝になると、ファミリーキャンプの人たちや、オープンカヌーのツーリングの人たちが降りてきて賑やかになった。
日高川の下流部を少し自転車で走ってみることにし、和佐駅にクルマを停める。のんびりした農村という感じだが、工場も少しはあるらしい。しかし、駅前に小さな集落がある他は田園風景。
あまり見るものないし別の地域に移動することにした。和歌山に来てから、山の中ばかり走り回っていたので、海辺も見たい。そこで国道42号線を南下することに。
田辺バイパスを経由し、日置川に向かう。この日まではっきりとは決めていなかったのだが、結局土地勘があるということで、過去訪れた川を巡る旅にしてしまう。日置川は二度下ったし、他に訪れたこともある。
遅く出発し、ゆっくりと走ったおかげで、日置川に到着したのは3時ごろ。
日置川流域は、日高川流域と比べてもさらに過疎地の雰囲気だ。ただし、海べりにはスーパーのオークワがあり、利便性は悪くない。
まず今夜の寝場所を見つけようと思ったが、あっさりと見つかった。紀伊日置駅から1~2km遡った日置川の川原。田野井という場所だ。赤い橋のたもと。工事中らしく重機が置いてあるのが残念だが、広い川原で寝心地はよさそうだ。

この日の寝場所。田野井の川原。


他にもいくつか川原を見たが、ここが一番良さそうだった。トイレポイントは紀伊日置駅ということになる。
この日はえびね温泉に入浴。昔はものすごく貧乏臭い温泉だったが、新しい風呂も出来てそれなりの温泉になっている。ただ、シャワーまで温泉の湯なのはちょっと閉口した。

えびね温泉の入り口。なぜか信楽焼のたぬきがいる。

5/2日高川流域

越方ホールから上がり、同行のふたりと別れた後、私は日高川を下流に向かった。道々、日高川流域の写真を撮りながら下る。このために、NIKON D100を持ってきた。シグマの18~200mmを買ってから、初の本格的な撮影行である。
日高川は越方周辺とは異なり、おだやかな川相になった。ダウンリバーしなくてよかった。初心者コースである。たぶん、急流ダウンリバーを狙うなら、椿山ダムより上流だろう。

急流を狙うには、おだやかに過ぎる越方より下流の日高川。


漕いでいる間は、どん曇りで小雨がぱらつく天気だったが、昼過ぎから天気は回復してきた。
道の駅「Sanpin中津」に立ち寄る。ここも有田川流域と同様、みかん類が名産のようだ。ただし、普通のみかんは時期はずれ。ハッサクや清見オレンジを売っていた。100円で4個入りの清見オレンジを買う。皮は固くて、種もあるが、味は甘くてジューシー。
有田川流域(最近、金屋町などが合併して有田川町になった)は、けっこう家も建ち並び、スーパーなどもあって、町っぽい雰囲気だった。ところが、ここ日高川流域は、山ひとつ越えただけだが、ずいぶんと雰囲気が違う。はっきり言って、過疎地っぽい。
実際、夕食を買おうと思って、スーパーマーケットを探しに下流に向かった時、御坊市域に入らないと大きなスーパーがなかったことでもわかる。
結局、旧中津村地区に戻り、「中津温泉あやめの湯」で入浴。500円。ガイドブックには17:30までと書いてあったので、長居はできないと思ったが、行ってみると21:00までの営業。休憩所やロビーにはテレビも置いてあったので、長居を決め込むことにして、ロビーのテレビで巨人-阪神戦を観戦。閉館間際までいることにした。

長居させてもらった、あやめの湯


その後、決めてあった宿営地に行って車中で寝る。船津という地名、中津野球場の下の左岸側川原。コンクリ舗装したスロープで川原に降りられる。最寄りのトイレ、給水ポイントは1kmほど下流の道の駅になるが、なかなか居心地のよい川原だ。